2024年度の年間聖句

平和を実現する人々は幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。」

マタイによる福音書 5章9節

 

 

 

 

 

今週の説教

 先週(4/14) 礼拝説教片々

 

       「主を信じて生きる」         

                     ヨハネによる福音書21章1~14節

  

  

 「イエスが死者の中から復活された後、弟子たちに現れたのは、これでもう三度目である」と福音書は語ります。一度目二度目はエルサレムで、三度目はガリラヤで。復活の主は神の住まわれる聖なる場所エルサレムだけではなく、弟子たちの日々の生活の場であるガリラヤで弟子たちとお会いになり食事を共にされました。復活の主は弟子たちの日々の暮らしの中で弟子たちと共に生きておられます。主はガリラヤの地で日々の暮らしを営んでいる弟子たちを訪れ、御自分のもとに呼び寄せ、御自分が用意された命のパンをお与えになりました。復活の主であるイエス御自身が弟子たちにお与えになるパンは十字架の主であるイエス御自身の命です。主イエスは御自分の命を与える復活の主として、弟子たちの前に再び御自身を現されました。十字架の主であると同時に復活の主である御自身を弟子たちに明らかにされました。

 主イエスは命の与え主であると共に主イエスが与えて下さる命そのものの方です。主イエスと命は永遠に一つです。弟子たちは主イエスから主イエスの命を頂きます。朝日の中に映し出されるガリラヤ湖畔での復活の主と弟子たちの愛に溢れる食卓の交わりが私たちの目にも見えるなら、主の食卓の交わりの豊かさに私たちも招かれ心から共感する者となれるでしょう。「わたしは命のパンである」との主の声が聞こえるでしょう。