「平和を実現する人々は幸いである。その人たちは神の子と呼ばれる。」
マタイによる福音書 5章9節
今週の説教
2024(11/17) 礼拝説教片々
「キリストに結ばれて生きる」
マタイによる福音書5章38~48節
「悔い改めよ。天の国は近づいた」と言われる神の声と共に、死という天と地の境を貫いて死と復活の命であるイエス様がこの世の闇の中に輝く光となって、天から地に生きる私たちの所に遣って来られました。地に生きる私たちを、死を通り抜けて天へ導いていかれるイエス様が語る永遠の命に生きるための言葉、命の糧は謎めいていて神秘です。地に生きる私たちの理解を遥かに超えています。天の神様の知恵です。
「悪人に手向かってはならない。だれかがあなたの右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい」と言われたイエス様は御自分が死に至る被害を受けても一切の復讐をなさいませんでした。御自分の生きる姿を通してイエス様は御自分の命に繋がる命をこの世から選ばれていきました。イエス様はこの世の悪に取り込まれて、この世の悪の中に滅んでいく道ではなく、天に向かって生きていく道を示されました。この世の悪を退けていく道を示されました。イエス様ご自身が先立ってその道を歩んでくことを通して、十字架の死に向かって歩んでいくことを通して、示されました。
「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」と言われたイエス様は、敵への憎しみに囚われて生きる生き方から解き放たれ、神様の永遠の命に生かされていく道を示されました。敵味方の区別を超えて共に愛に生きる道を示されました。